革新的自殺研究推進プログラム
JAGSは政策研究の1つとして、「革新的自殺研究推進プログラム」に取り組んでいます。社会格差がうつに代表される精神的健康に影響を及ぼすことが社会疫学的研究によって明らかにされてきています。しかし、その影響が自殺にまで及ぶのか否か、及ぶ場合の機序は明らかとなっていません。それが明らかになれば、ポピュレーション戦略による自殺予防のための地域診断支援システム開発につながると期待できます。
本研究では、1)地域レベルのうつ割合と自殺率の相関の有無、2)自殺率が増加・減少した地域の健康の社会的決定要因の特徴、3)特に経年変化でジニ係数など所得格差が拡大・縮小した市区町村での自殺率の変動等との関連について明らかにするし、自殺率と関連を示す精神的健康や健康の社会的決定要因の地域診断指標を搭載した地域診断支援システムを開発することを目的としています。
自殺研究地域診断支援システム