地域連携・健康格差対策
JAGESでは、地域包括ケアの推進に向けて、市町村と連携して地域診断ツールを活用した地域マネジメント支援に関する研究「地域連携・健康格差対策に関する研究プロジェクト」を行っています。
プロジェクト概要
プロジェクト名
平成29-30年度「日本医療研究開発機構(AMED)研究課題「地域包括ケア推進に向けた地域診断ツールの活用による地域マネジメント支援に関する研究」
方法- 全AMED課題に引き続き、地域診断ツールを開発・アップデート
- 「格差」を見える化:市町村間・市町村内グループ間(小地域・所得階層等)比較
- データ:JAGESの10万人規模の縦断データ/生活圏域ニーズ調査個票データ(約200市町村 分)
- データツール活用法に関する研修の運営法・組織連携に役立つツールを発展 (行動チェックリスト等)
- 複数の市町村職員およびその支援組織とこれらの開発プロセスを共有して活用 事例をつくる(地域診断ツールを用いた事業計画策定・連携マネジメントの支援法)
- レセプトデータや健康行動へポイントデータの活用、災害復興期の特殊ニーズ(復興住宅の地域診断等)への対応法の検討
- 職員への質問紙・聞き取り調査により、上記支援の効果を質的・量的に評価
スケジュール平成29年度 第1期 ツール・支援法開発・実装 → 暫定版ガイド作成
平成30年度 第2期 ツール・支援法改善・実装 → 普及版ガイド作成
- 初年度に支援組織との連携体制を構築(目標:政令市2つ/県や保健所2つ/事業者1つ)
- 次年度は支援組織と研究者の共同作業化を目指す
期待される成果- 開発の成果物
- 最新版JAGES地域診断ツール(JAGES-HEART)
- ニーズ調査版・地域包括ケアのための地域診断標準項目(仮称)」
- 「地域診断ツールを活用した地域マネジメント支援ガイド(仮称)」
- 市町村活動支援の先駆的事例
- 研究の成果
- 縦断データ・介護ビッグデータの活用による研究結果
- 介護予防のための地域づくりに資するエビデンス
- 新しい地域診断法・活動の効果・費用対効果の評価法
研究組織近藤尚己(代表) | 東京大学 大学院医学系研究科 准教授 |
近藤克則(分担) | 千葉大学 予防医学センター 教授 国立長寿医療研究センター 老年学評価研究部長 |
尾島俊之(分担) | 浜松医科大学 医学部 教授 |
斉藤雅茂(分担) | 日本福祉大学 社会福祉学部 准教授 |
菖蒲川由郷(分担) | 新潟大学 医歯学系 准教授 |
相田潤(分担) | 東北大学大学院 歯学研究科 准教授 |
斎藤民(分担) | 国立長寿医療研究センター 老年社会科学研究部 室長 |
山谷麻由美(分担) | 長崎県立大学 看護栄養学部看護学科 講師 |
河村洋子(分担) | 熊本大学 政策創造研究教育センター 准教授 |
鵜川重和(分担) | 北海道大学大学院 医学研究科 社会医学講座 公衆衛生学分野 助教 |
太田亜里美(分担) | 新潟県立大学 健康栄養学科 准教授 |
高木大資(分担) | 東京大学大学院 医学系研究科 講師 |